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2014-06-10

みなさま、こんばんは。

今日、出張レッスンを受けている生徒さんのお家に向かう道に、蛍の鑑賞案内が出ていました。日没から2時間が観れる時だそうですが、残念ながら日没前に戻ってしまったので、近いうちに改めて観に行きたいと思います。

昔、人の能力について教えてもらったことがあります。
それは、10人いたら素晴らしい天才が1人、全くダメな人が1人。後の8人は平均的だ、という話です。
確かに、ピアノのレッスンをしていると、時々その「天才の1人」に出会うときがあります。といっても、全てが天才なのではなく、「ある曲」に対して天才的な能力を見せてくれるときがあるのです。今日もレッスンで、その場面がきました。

レッスンでは、基礎を養うために同じ教材を使っていますので、生徒さんは歴代みんな同じ曲を弾いています。だから注意するポイントもほぼ同じなのです。
なのに、ある曲で、8割の生徒さんがつまずいたり、間違えたりして、合格するのに2〜3回かかる曲が、1回で素晴らしく良い演奏をする生徒さんが時々います。
だからといって、他の曲もそうかというと、そうではなく。もっと簡単な曲でもミスすることもあるのに、なぜか、その、少し難しい曲を1回で綺麗に弾くのです。
どうしてなんだろう、と色々考えてみましたが、いくら考えても理由はわかりません。どんな練習をしたのか、生徒さんに聞いてみても、至って普通の練習をしただけ。
けれど、そういう場面に出会えたことが、サプライズのプレゼントを頂けたみたいで、聴いている時はワクワク・ドキドキしています。

今日のレッスンで「天才ぶり」をみせてくれた生徒さんが弾いた曲には、4箇所注意ポイントがあります。
1つめのポイントを綺麗に弾いてくれた時、「あらっ?」と心の中で思い、2つめのポイントも綺麗に弾いてくれた時は「今日は凄いなぁ〜」と。3つめのポイントが一番難しく、ここをノーミスで弾ききった時は「ええええ〜?!?!?!」。最後の4つめは3つめのポイントが終わるとすぐなので、「ここはダメかな?」と思ったら、ここもクリア! 最後までノーミスでいけるか、ドキドキしながら聴いていました。とうとう最後までノーミス!それもテクニック的にも音楽的にも申し分無い演奏でした!
この曲は絶対に(?)1回できちんと弾いてこれた生徒さんはいなかったので、我を忘れる程感動してしまい、『凄いよ!』を連発してしまいました。^^;

さらに、この生徒さんは、今日弾いてくれた他の曲も全てきちんとひけており、全て合格にいたしました。合格した全ての曲に音楽的表現がきちんとつけてあり、そこを誉めると、
『うん。いつもそこでつまずいちゃうから、今回はきちんとやってみた』と。本当に素晴らしい成長をみせてくれました。
これがいつも続くのは、至難の業です(苦笑)。だから、上手く弾けない時があっても大丈夫。1回でもこういうことを経験すると、生徒さんはぐんぐん成長していきます。

また一人、「天才」の演奏をしてくれる生徒さんのレッスンが出来て、今日も本当に幸せな一日でした。

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